延命地蔵

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延命地蔵

2020/05/01

本日は、まるで初夏の陽気です。「東京の床暖房」システム本店(松本市)から車で15分の所にある牛伏寺(厄除け観音)に行ってきました。以前から1度拝観したいお地蔵さんがあり念願がかないました。
このお寺は、赤牛と黒牛が奉ってあるのが特徴です。天平勝宝七年(756年)に唐の玄宗皇帝が楊貴妃の菩提を弔うため大般若経六百巻を善光寺(長野市)に納経の途中、経巻を積んだ赤・黒二頭の牛が、この地で同時に斃れ、その使者たちが本尊十一面観世音菩薩の霊力を知り、その経巻を当山に納め、二頭の霊を祀って帰京したとのこと。この不思議な因縁により寺号を牛伏寺と改め、参道途中の牛堂に阿弥陀仏を中心に、赤と黒の二頭の牛像をまつっています。又、古来より牛伏厄除観音と称し、厄除霊場として県内外に知られ、また、信濃三十三番中第二十七番札所となっており、千三百年を今日に継承している歴史のあるお寺です。

最近、松本市重要文化財の一覧で地蔵菩薩半跏像(じぞうぼさつ はんかぞう)が牛伏寺にあることを知りお寺に連絡を取り5月1日に拝観できることになりました。気候は初夏でも海抜1000m(鉢伏山中腹)と鬱蒼と茂った森の中は少し肌寒く神仏の収められてる御蔵はも寒かったです。こんな時に遠赤外線の育成光線を思いだし太陽の威力は生命が誕生したころから霊長類に恩恵があったと考えました。厚い御蔵の扉を僧侶にあけていただき中を閲覧することが出来ました。合計27像の中から目当てのお地蔵様と対面、緊張しました。延命地蔵と称する像です。現生の災い(新型コロナウイルス)を少しでも早く終息していただきたいと願わずにいられなかったからです。文献によると地蔵菩薩半跏像は大変忙しいお地蔵さまでした。像容は、像高58cm、寄木造、玉眼の胡粉彩色がほどこされており、至徳4年(1387)の作と考えられています。頭が円く、額に白毫(びゃくごう)を刻んでいます。右手に錫杖(しゃくじょう)を持ち、左手に宝珠をささげています。台座に右膝を曲げて坐り、左足は膝から踏みさげた半跏(はんか)のかたちです。
小像ではありますが、頬に慈愛を深くたたえたお顔、バランスの整った体型、彫りの深い衣文(えもん)の線など、900年以上時を刻んでも心に響くものがありました。
地蔵菩薩は僧形で、この世ばかりか、あの世の地獄界にまで急ぎ巡り、現世利益(げんせりやく)をもたらしたり、救いを与えてくださるとされています。

現世利益とは神仏を信仰することによって、現世(現生)において得られる利益(利福)をいう。いかなる宗教でも人間の幸福を目的としているので、現世利益を教義中に内含しないものはない。ただ、それを第一義とするものもあれば、純粋信仰の副次的現象とするものもある。また、現世の福も来世(当来世とも)の福も等価に願う宗教もあり、それぞれの教義の立て方による。 

この地蔵菩薩はお忙しいのです。と僧侶に言われました。最後はお線香をあげ延命地蔵に心を込めて現世の災いを早く取り除くようにお祈りさせていただきました。

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